平等な社会を目指して
~ 静岡から実現させよう!ジェンダーギャップ指数の向上~
特定非営利活動法人
静岡県男女共同参画センター交流会議
代表理事 下位 桂子
「第18回あざれあ交流会議通常総会」が令和6年5月23日(木)に開催され、令和5年度の事業報告、令和6年度の事業計画及び役員の選任等を承認していただき、新年度が始まりました。
昨年度は、第5期指定管理期間の開始年度でしたが、新型コロナウイルス感染症は完全な収束とまではいかず、光熱費等の高騰や利用料金収入が減少する中、あざれあの管理運営業務・事業実施にグループ一丸となって取り組んでまいりました。
昨年、あざれあは開館30周年を迎えました。10月28日(土)に開催した「あざれあメッセ」では250人以上の県民の皆さまをお迎えし、川勝知事の挨拶、初代館長の林のぶ様にご祝辞をいただき、記念事業として上野千鶴子氏の講演会「ジェンダー平等の未来のためにあなたにできること」を開催いたしました。
講演の中で上野氏は、あざれあが30周年を迎えたことに対し「これからも県民のみなさんで(あざれあを)守っていってくださいね」と呼びかけ、次のように締めくくられました。「フェミニズムは、決して女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムとは、弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想です。人はみな、弱者として生まれ弱者として死んでいきます。安心して弱者になれる社会を作っていくために、必要な思想がフェミニズムです。そしてそれを実現するために必要なのがジェンダー平等なのです」
今年度もあざれあは「誰もが大切にされる社会」を目指して、男女共同参画を推進する事業を進めてまいりますので、皆さまの一層のご指導ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。